嫌い嫌いも好きのうち

ニワカ舞台好きの戯言と備忘録

革命家たち

前回が想像以上に長くなってしまい、続きで革命家たちの話書くと凄まじい長さになりそうだったので分けました。でも多分こっちも長いです。


ダントン、デムーラン、そしてロベスピエール。人民に自由を!と掲げる目標や目指す先は同じでも三者三様でしたね。

ダントンは考えが掴めるほど集中して観れなかった…悔しい…。印象としては懐が大きい兄ちゃん?オンナ好き?うーん、どれもシックリ来ない。というか兄ちゃんは完全にシャルロットとの絡みのせい。でもまあ実際そうなのかも。カテコでも理生くんいいお兄ちゃんでした。

デムーランは初見の時に最初から最後までこの人善人すぎて逆に怪しい…なんて思いながら観てました(笑)でも最後のロナンが射殺されたところで、あぁこの人は本当に良い人なんだなと感じました。真っ直ぐで一生懸命で。ロナンに信じて貰えなかったときも本当に傷ついた顔をしていて。同情しても自分たちはロナンたち百姓や貧困層の全てを理解出来るとは思っていない、と伝えることも出来て。感情豊かで頭のいい人という印象。ロナンが射殺された後もずっとロナンから離れられず悔しそうな顔をしてました。大ちゃんにとても似合う。

それと対照的なのがロベスピエール。そう古川さん。野望は持っているのにどこか冷たい目にゾクゾクしてました。ご本人が雑誌のインタビューにてお話していましたが、ロベスピエールが今後行っていく恐怖政治を予感させる何か。主役がロナンだからそこでそれはいらないと言われたそうですが笑、でもどこか片鱗を感じて。
特に人権宣言のシーン。声を張り上げて口は笑っているのに目が全然笑ってない。怖い。一番に宣言し始めるってのもなかなか怖い。
その前のロナンが射殺されたところも、ダントンとデムーランは割と表に悔しい悲しい表情を出してましたがロベスピエールはやっぱりどこかクールで。むしろデムーランをロナンからもう諦めろと引き剥がそうとしてるようにすら見えました(笑)後ろを向いて涙を拭っているような仕草はありましたが、やっぱり他の2人とは少し違ってて。
そこで人が変わった気がして、そこからの人権宣言。同じくインタビューで話されてましたが
〝汚れることを恐れまい〟
今後のロベスピエールの片鱗が少し見えた気がしました。
あとは一度だけ通路近くで扉の横って席で観たんですが、1幕最後の球戯場へ行くところ。全員が通路を走って扉から出て行くんですが、ゆんさん追っかけて観てたら最後の扉を出るギリギリのところで〝行くぞ〟と言っているかのようにアンサンブルの方の肩をトンっとして目を合わせてから出て行きました。こういう細かい演技ほんと好き…。
余談ですが目の前の横顔の破壊力ぱねぇです。鼻筋キレイすぎる。
カテコでは理生くんと同じくシャルロットの頭撫でてあげたりニコニコしてて可愛かったです。ハケるときも前を歩くシャルロット見てニコニコしてました可愛い。でも後ろに下がるのは誰よりも早くて笑えました。さすが。


話が逸れましたが、この3人も凄く好きでした。
もちろん主役がロナンだからロナン中心に進むのは当たり前なんですが、革命派も王族もサイドストーリーにしておくにはもったいないくらい充実してました。



ゆんさんの東宝舞台はクールヘッドの呪縛から進めてなかったのですが笑、今回少し解かれた気がします。ロベスピエールの雄大くん好きだった。でもやっぱりフェリペ王子がもう一度観たい…。いい加減呪縛から解放して下さいお願いします。



とにかく!お疲れ様でした。
雄大くんは次エリザベートか…楽しみだな…